電脳日記:『かまいたちの夜』プレイログ
これはSFC盤で発売されPS盤に移植をされた、
サウンドノベルと言うジャンルを世に知らしめた記念すべき作品。
テキストを読み進め、選択肢を選びストーリーを進める事で様々な展開を楽しめる。
しかも続々と移植や続編発売がされている。
恥ずかしながらSFC盤は、そのおどろおどろしい雰囲気に耐え切れず…と言うか、
初っ端から雪の中を右往左往する羽目になり、
その孤独感と絶望感に耐え切れず早々に頓挫、挫折…。
情け無し。
そしてかなりの年月が経過し、オトナの階段を昇った己はある日掃除をしていた。
そしてこのPS盤のソフトを発掘したのだった。
そもそも何故所持しているのかさえ良く分からなかったが、
余りの懐かしさに電源を入れプレイを開始する。
硝子のハートからオトナになって鉄壁のハートを手に入れた己は、
どっぷりとハマるのだった…。
余談だが、この『かまいたちの夜』は赤川次郎氏原作の作品だと長年思い込んでいた。
よくよく調べるとそちらの作品は、
同時期に発売された別会社の『魔女たちの眠り』だったらしい。
機会があればやりたいものだ。
|
||||||||||
サウンドノベルと言うジャンルを確立した作品だけあって、
ストーリーの質はとても良いのではないかと思う。
楽しみながらたくさんのフラグ立てにいそしみ、たくさんのエンディングを見て行く。
SFC盤と違ってフローチャートがあったり、
エンディングリストが確認出来たりする所が本当に有難かった。
それが無ければまたもや挫折していたかもしれない。
基本的に日中のアレやコレが終わった深夜からのプレイなので、
硝子の割れる音や甲高い悲鳴にかなりビビり、
鋼鉄の筈のハートは脆くも砕け散りそうになる。
とか言いつつ、ゲームではマップ制覇を趣味とするので、
何だかんだで全ての選択肢を選び、
順調にクリアに向けてどっぷりとハマりひた走った。
結局3日程でクリアした。
隠しシナリオも有り、
それなりにヒントを欲した点を踏まえるとレベル的には問題無いと思う。
好きなエンディングは、誰も傷付かないストーリー『必死の体当たり』と、
隠しシナリオである『Oの喜劇編』、
これまた隠しシナリオの『暗号編「またまた、小林さん」』だろうか。
3つ目は1発で答えが分かったので何だかスッキリしたから印象深い。
更に印象深いのは、『不思議のペンション編』のダンジョンだ。
やたらメガテンを思い出した。ミコンの街にすら辿り着けなかったあの…。ぐふっ。
実際には『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』を模しているらしいのだが。
それにしてもおまけで聴けるアレは、いいんですか?
R-18指定とかいいんですか??
まさかあんな所で緑川光氏のキャラ崩壊を聴くとは思っていなかった。
まだ今程の人気を獲得する前だと思われる。
恐らく腐った女子系列には絶大な支持をいただけるであろう。
やるな、チュンソフト。
何はともあれ全クリア、3日間楽しませていただいた。