Ｉntroduction of 『ペルソナ2 罪』

12年の時を経てPSPへ祝リメイク決定！記念プレイ。
敢えてPS盤をプレイすると言う逆行ぶり。
PSP盤もちゃんとその内プレイしたいな。

発売当時、前作にあたる『女神異聞録ペルソナ』をこよなく愛す己は、
前作キャラが出ると言う情報を聞いて即決で購入する事にした。
愛読書だった電撃PlayStationを眺めては発売日を楽しみにしていた。

そしていざプレイを開始すると、
ペルソナらしい学園生活に怪しい影の存在がある、非常に面白そうな物語の始まり。
早々に会える前作キャラ達。これは本当に嬉しかった。
だがどうしても納得のいかなかったのが悪魔合体システムの未搭載。
前情報として分かってはいても、悪魔合体好きには哀しい現実を突きつけられた。
俄然会話をする気が失せカード収集が面倒に思えた。

ともかく当時はそれらもあって己の中での評価は決して高く無かった。
12年の時を経て、今何を感じるのだろうか。

静けき夜　巷は眠る
この家に　我が恋人は　かつて住み居たりし

彼の人はこの街すでに去りませど
そが家はいまもここに残りたり

一人の男　そこに立ち
高きを見やり

手は大いなる苦悩と闘うと見ゆ
その姿見て　我が心おののきたり

月影の照らすは
我が　己の姿

汝　我が分身よ　青ざめし男よ
などて　汝　去りし日の

幾夜をここに　悩み過ごせし
我が悩み　まねびかえすや

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ハインリヒ・ハイネの『ドッペルゲンガー』が引用された文章が流れ、
ペルソナの象徴である蝶が舞う。
それはこれから始まる激動の日々の始まりを予感させた。
公園、ブランコ、懐かしい子供の頃の思い出、
そしてそれらの崩壊と復讐…。

OPムービーはBGMと相まって本当に恰好良かった。
静から動へと劇的に変わるBGMに胸が躍る。
ペルソナを召喚するシーンではゾクッと身震いをしたものだ。
所々は作中のムービーのダイジェストなのだが、
壮大になりそうな予感がびしびし伝わって来るでは無いか。
これは楽しみ。

七姉妹学園（セブンス）の駐輪場で、
一人の男子生徒がガラの悪い生徒に絡まれていた。
男子生徒の愛車であるバイクに何か悪さをされたらしい。
チョづくって死語？調子づくって事だっけか。
だがその時絡まれていた男子生徒に異変が生じる。いきなりの展開に少々びっくり。
ついでにコントローラーの振動の強弱の付け方に感心した。
男子生徒を心配し駆け寄るガラの悪い生徒。
実は優しいガラの悪い生徒に始まって早々笑わされた。良い奴らだな。
男子生徒の頭には何者かの声がこだまする。

その時ある人物が現れた。

反谷　孝志（はんや　たかし）

エルミン学園から転勤してきた新校長。
エルミンではハンニャの通称で嫌われていたが、
なぜか七姉妹学園では慕われている。

そうなんだよ！いきなり前作のキャラが登場だよ！！
それがハンニャだとは。何かだ悔しい…。教頭から校長へ昇格出来て良かったね！！
前作の雪の女王扁で改心したように思えたのに、
すっかり前作以上の小物に成り下がってくれていて、いや、その、嬉しいヨ…。
てか何故に金八先生？

ハンニャに言われて立ち去るガラの悪い生徒。本当に良い子達だったな。
一方でハンニャに名前を訊かれる男子生徒。
本作のプレイヤーキャラである男子生徒の名前は任意で変更可能だが、
デフォルト名があるのでそのまま使用。
男子生徒の名前は周防　達哉。通称タッちゃんだ。
高校生で男子でタッちゃん。うん、通称だけはタツヤに変更しとこう。
タッちゃんはあの彼だけで良い。
名前を告げると不敵に笑うハンニャ。
共鳴だとか「あの方」直々の指導とか訳の分からない事を口走り
そのまま立ち去って行った。ちょっと気持ち悪いぞ。

ポカーンとしているとある生徒が冴子先生に会いに行けと教えてくれた。
前作キャラ第二弾は冴子先生だーーー！！！
ウッキウキワックワクして校舎の中へ。

七姉妹学園内を思う存分堪能する。
多くの生徒が顔に包帯を巻いていて気味が悪い。
そして理想を叶えてくれると言うジョーカー様、
七姉妹学園の紋章に呪いがかかっている、等の噂話が囁かれていた。
中庭では一人の先生と出会う。

岡村　真夜（おかむら　まや）

リサの担任の日本史教諭。
イデアル先生の通称で呼ばれる変わり者。
何かを独自に研究しているらしいのだが…

有名な曲の『TOMORROW』が頭の中に流れて来たよ。
中央にある鳴羅門石はこの物語の何らかの鍵を握っているのだろうか。
2-Cでは2人の女生徒と会った。

柴田　麻美（しばた　まみ）

七姉妹学園2-C組の生徒。通称あさっち。
リサの友人で、いつも未歩と3人で行動している。
3人組の中では、1番落ち着いた性格。

荻嶋　未歩（おぎしま　みほ）

七姉妹学園2-C組の生徒。通称みーぽ。
リサの友人で、いつも麻美と3人で行動している。
3人組の中では、1番キャピキャピした性格。

冴子先生が駐輪場に居ると聞き引き返す。無駄足だったじゃないか！
駐輪場に入るとそこには見慣れたスーツに身を包んだ女性が立っていた。

高見　冴子（たかみ　さえこ）

エルミン学園から転勤してきた、達哉の担任。
男っぽくさっぱりとした性格と、
生徒の自主性を重んじる教育方針で慕われている

髪が伸びて少しは女性らしくなったかな？でも前のボブが好きだったなー！
今の冴子先生はちょっと老けたと言うか、疲れて見える。
達哉はずっと冴子先生の進路指導から逃げ回っていたらしい。
逃げてどうにかなるものでもなかろうに。
観念して冴子先生よりその場で進路指導を受ける。

Q：あんた、進路はもう決めたの？

A：まだ決めてない

Q：何か、やりたい事とかは無いのかい？

A：まだ、やりたい事はない

Q：（一生そのままってワケにもいかないだろ？）その辺は、どう考えてるんだい？

A：別に何も考えてない

今直ぐにどうこうなる選択肢では無かったのでまっさらな未来を選択。
高校3年生でこんな回答はどうなのかとは思ったし、
冴子先生には呆れられたがまぁ良いだろう。

進路指導が終わった頃、一人の女子生徒が現れた。

リサ・シルバーマン

達哉に付きまとう、七姉妹学園2-Cの生徒。
生粋の白人だが、日本語ペラペラでカンフー好き。
本人曰く、セブンス1イケてる女子高生。

けったいな広東語を使用する変わった少女だ。
漢字やらその読みやらが入るのでちょっとテキストを読むのが面倒。
リサは彼女面なので達哉自身は少々迷惑そうだ。
積極的な女子って怖いよな。どうもリサは苦手だ。
リサは慌てていた。
何でも達哉宛てに隣の高校の番長より果たし状が出されたと言うのだ。
しかもヘブンスの女子生徒を人質に取っていると言うから大変。
果たし状にあった平坂区のスマル・プリズンへリサと向かう。
ガッツポーズをするリサのモーションが可愛い。

一方スマル・プリズンでは、
どっしりとした小太りの女子生徒が呑気に飲み食いしていた。

華小路　雅（はなこうじ　みやび）

七姉妹学園2-Cの生徒。
ハナジーの通称で親しまれる、新聞部部長。
独自に「紋章の呪い」について調べている。

そんなハナジーに驚いている春日山高校もとい、カス校の番長。

三科　栄吉（みしな　えいきち）

達哉を付け狙う、春日山高校の2年生。
自らをミッシェルと名乗り、
番長とバンドヴォーカルを務めるナルシスト。

栄吉だけは当時から本当に好きだった。凄い派手な見た目だが良いキャラ過ぎる。
実はこの果たし状の一件は栄吉の与り知らぬ事だった。
ハナジーを人質にしたのも果たし状を出したのも、全ては栄吉の舎弟のした事だった。
それも栄吉を心配しての行為。ショーゴもケンもタケシも可愛いよ。
ボーカル一人でバンドをやろうとか、栄吉無謀過ぎるよ。
達哉はギターとかで引き抜きか？