撃墜!! 大樹海に消えて
DISC2に入るとフェイのモノローグから再開される。
これ以降物語はモノローグの合間にイベントが入る形で進んで行く。
フェイは夢を見ていた。
ラカンと呼ばれ、ニサンにてソフィアの肖像画を描いていた。
ソフィアの名を“エリィ”と呼ぶ昔の頃からの仲だった。
ラカンはエリィと居たいが為に肖像画の完成を遅らせていた。
傍から見れば笑ってしまうようなラカンの嘘は、きっと誰もが知っている恋の切なさ。
ラカンに始まり、何人もの男の生涯を夢で渡ったフェイ。
夢の中ではいつだってたった一人の女を愛していた…。
エリィは夢を見ていた。
ニサンの聖母として、ラカンに肖像画を描いてもらっていた。
ラカンに本名の“エレハイム”と呼ばれる事が好きだった。
ラカンがいつしか立場のある自分と距離を置きたがっている事に気付いていた。
だからありのままの自分を見てもらいたくて肖像画を描いてもらっている。
決して口に出して言えない想いと言葉が、少しでも彼に伝わるように願って。
ソフィアに始まり、何人もの女の生涯を夢で渡ったエリィ。
夢の中ではいつだってたった一人の男を愛していた…。
ラカンのソフィアに対する想いは分かっていたけど、
ソフィアのラカンに対する想いを感じたら、もう何も言えないぐらい胸が震えた。
長い夢からフェイは目覚める。
目の前には治療を施してくれたトーラと言う老人。
トーラと言えばシェバトに住んでいた賢者の一人だ。
彼はナノ技術の研究をしていて、カレルレンに指導した人でもある。
トーラ爺から連絡を受けて駆けつけた先生と再会し、
治療の終わったエリィと一緒に話を聞く。
フェイ達の治療にも使われたナノ技術で
人類の刻印<リミッター>を外す事が出来ると分かり、
それを散布しようと言う事になった。
また、フェイはトーラ爺から“感情抑制装置”を受け取る。これでイドの発露を抑制出来る。
ヴェルトールもバル爺の協力で改良されヴェルトールセカンドとなり、
「システム・イド」と言う新機能が搭載されていた。
これはイドの能力だけをギアに反映させると言う離れ業機能だ。
そんな折り、シェバトより使者が現れシェバトの危機を告げる。
アヴェとキスレブの和平協定中にソラリスの機動兵器が近付いているらしい。
シェバトはフェイに協力要請をして来たのだ。何と都合の良いヤツらだ!!
トーラ爺が怒ってくれたのが嬉しかった。
エリィが背中を押してくれた事もあり、フェイはシェバト救出へと向かう。
エリィと先生、そしてエメラダがナノマシン散布係となってくれた。
先生がさらりと自分のギア・バーラー、E・フェンリルの存在を明かしたりして、
さすがテキスト主体の怒濤のストーリー展開だと納得したもんだ。
エリィについて行くエメラダが可愛い。
倒れたフェイとエリィをトーラの元へ運んだのはグラーフだった。
いや、ラカンだ。
全てはエリィの為に…。
先を急ぐフェイの前に再びラムサスが現れた。これもカレルレンの差し金だ。
技をじっくりと堪能する。機神黒掌はやっぱり恰好良い。あっさりと終わる戦闘。
ラムサスの
絶対的な自信は
砕かれた。
顔グラさえ無く数行の文字で片付けられる塵。
これはさすがにラムサスが可哀相…。
エリィとエメラダはセボイム文明遺跡の一つ、マスドライバー施設へと向かった。
先生の協力でマスドライバーを起動し、ナノマシンの入ったカプセルの射出に成功した。
全土に散らばるナノマシン。オーロラが生まれきらきらと降り注ぐ様が綺麗だ。
人々がナノマシンを浴び、刻印<リミッター>が外れるはずだった…。
マスドライバーのダンジョンをプレイしたかったな。
反撃開始!! 刻印を打ち破れ
フェイ達の戦いは困難を極めていた。
機動兵器に対抗する唯一の手段はキスレブの総統府にある『秘戦艦』だけであった。
総統府のどう見ても違和感のある赤い色はこれだった。
これはファティマの遺産。
昔はアヴェもキスレブも関係無く、ファティマ王朝が広い範囲を治めていたのかな?
秘戦艦を起動させたバルトは機動兵器に戦いを挑む。
超巨大ギア・ユグドラシルⅣを初めて見た時はバルトの「っしゃぁぁぁぁぁ!」と、
余りのロボット変形ぶりに笑ったんだが、やはり今見ても笑えるな…。
この先も使えるのかと思っていたのに一度きりの登場なんて勿体ない。
ユグドラカノンを使ってハリケーン要塞を瞬殺。
これでアヴェ・キスレブの和平は調印され平和が訪れた。
だが喜びは束の間だった。
エリィ達の散布したナノマシンにより、人々は異形のものへと変異していった。
この姿こそ、本来の能力が開花された『ヒト』の姿だった。
バルト達とは一線を画す普通の人が刻印<リミッター>を外すとどうなるのか、
これが答えだった。
何故ならフェイ達が刻印の解除をすると予測したカレルレンが、
あらかじめ大気中にナノマシンウィルスを仕掛けておいた事でこの事態を招いたのだから。
ハマーはこうなると知っていてカレルレン側についたのか…。
カレルレンは神をも利用しようとしていた…。
ソラリスはソイレントシステムを再起動し、ヒトはそこへと集合していった。
苦痛を和らげる為にヒトは人の血肉を喰らい生き長らえた。
システムはそんなヒトの肉体を分子レベルで分解融合し、
兵器となる一つの集合体を作り上げていく。
これがガゼルの法院の“M計画”の本来の目的だった。
フェイ達はシステムの暴走により出現したスファル集合体を倒しシステムを破壊した。
ヒトはもう、苦痛よりも死を望んでいた。
エリィはこの惨状を見て人々の前に立った。
争いを止め人らしく生きようと皆に訴えた。
その姿は紛れも無く500年前に同じ事を説いたソフィアと同じだった。
フェイ達は全てのシステムを破壊し、苦しむ人々はニサンにて治療を行う事になった。
さすがニサン。心が広い。
エリィのお蔭もあり争いは無くなっていた。
エリィは皆を手厚く看護して回った。誰の目にもエリィはソフィアの再来だった。
ニサンは救いを求める人々で溢れかえった。
星よ知る、我らが魂の器 前編
地上の混乱も落ち着いたので、フェイ達は残された『アニマの器』を探す事にした。
アニマの器ダンジョン1では、ドアロックを外しながら下へと降りて行く。
メインシステムの起動コードは『0320』だ。
中央エレベータを起動し降りる。
アニマの器のロックオフコードは、
同じ数を使わずに、縦横の数値の和が、同じになるように入力せよとの事。
ヒントとなる数字は既に入力されているので、さして苦労も無くロック解除。
以下に記してしまおう。
アニマの器が解除されたのでいよいよ対面する。
ドアロックの解除ギミックが恰好良過ぎる。
アニマの器のある場所へ行くとビリーの様子がおかしくなった。
どうやらアニマの器と対話をしているらしい。アニマの器はビリーのギアと同調した。
アニマの器の形状がメモリーキューブっぽいのは何故だ?
帰り道、フェイ達の前にエレメンツが立ちふさがる。
ケルビナのメイドみたいなコスチュームが似合っていて可愛い。
アニマの器を渡す訳にはいかないと言うエレメンツ。
フェイ達とエレメンツのそれぞれの理念、正義がぶつかる。
フェイ達が弱き者に手を差し伸べる事は当然善き事だ。
一方でそれが自立を阻むと言うエレメンツの理屈も理解出来る。
現実世界だって、発展途上国の在り方が今そんな感じだもんな。
フェイ達だって結局は持つ者なんだから。
うぅむ、どちらにもつき難い。
大言壮語で言わせてもらえば、
比較的自らの足で道を歩いて来た自分としては…、エレメンツに一票かなぁ。
とは言っても弱っている人が目の前に居たら助けるのは道理だよな。
エレメンツ
ドミニクは最後の一人にならないと
どれだけ攻撃しても回復してしまい倒せない。
その為、EP吸収技を持つセラフィータを真っ先に倒す。
その次に回復をするケルビナを、次にトロネを倒す。
ビリーに女神のエールを唱えさせフェイにガンガン攻撃させて勝利。
超武技光勁強し。
ケルビナの女の子座り可愛いよ。
生身では分が悪いと意味の分からない事を言って撤退するエレメンツ。
ギアで戦っても一緒な気がするが…。
突如始まるイベント。
合体しましょ!そうしましょ!
エレメンツフォーメーショーン!!
飛翔と共に壮大なギアの合体シーンがロボアニメさながらに挿入される。
色の配色的に何処かで見た様な気がするんだが。
エレメンツ合体分の容量を他に生かせば良かったのに…。
でも合体したG・エレメンツは恰好良いしこのシーン大好きだ!
あー、笑いが止まらない。
G・エレメンツ
さっそくE・レンマーツォのお披露目だ。
このデザインも好きだが、マントを無くすなんて分かっていない!!
G・エレメンツの攻撃は攻撃前に出るキャラの台詞によって分かる。
合体しても攻撃は合体前のまんまだ。
あまりにも余裕な上攻撃が単調になってしまったので、
ハイパーモードになるまで粘りエリィのダークゴッデスで止めを刺して勝利。
エレメンツと戦う理由は最早無かった。
エレメンツは自分達の完敗を認めラムサスの元へと戻った。
エリィの捨て台詞、良い。
フェイ達は次なるアニマの器を探す。
エリィはその間、一時ニサンに戻っていた。ほとんどの人が快方へと向かっていた。
そこへ現れたのはもう目も当てられない状態のラムサス。未だフェイを求める。
エリィは一人ラムサスの前に立ちはだかり、ラムサスに何故そこまでするのかを問うた。
ラムサスから驚きの事実を告げられる。
ラムサスはヒトの能力の統合体として創られた、全てのアニマの器との同調体。
それはつまり天帝カインの能力を持つ者を示していた。
だがフェイと言う完全体が居たが為にラムサスは廃棄処分されてしまう。
塵だめから自力で必死に今の地位まで這い上がって来たラムサス。
ミァンやエレメンツの信頼、果ては多くの部下の温もりをようやく手に入れたのだ。
なのに再びフェイがそれを脅かす。
自分の存在意義を見出したい。そして誰よりも愛されたいと願っていたラムサス。
哀れ過ぎてこっちが悲しい気持ちでいっぱいになった。
その後のガゼルの法院である。
奴等は生まれもあるからラムサスの事を塵とずっと蔑んでいたのか。
塵連呼に本気で殺意が湧いた。塵はどっちだッ!!
ラムサスの哀しい生まれすら、
カレルレンとミァンによって計画通り遂行された様な気がしてならない。
もう、もう許せない…。くそ!!
星よ知る、我らが魂の器 後編
フェイ達は次なるアニマの器が眠る場所へとやって来た。
このアニマの器ダンジョン2はもの凄く覚えている。
遺跡!って感じの謎解きが楽しかったなぁ。ゲ族を狩りまくってレベルも上げてみたり。
石碑のギミックを発動して先へ進む。
その後も様々な障害を乗り越え、先へ続く道を満たしていた水を調整しはけさせる。
仕掛けは適当にやっていたらクリア出来た。その前の落とし穴地獄が辛かった。
今度のアニマの器の同調者はリコ。数少ないリコの出番で嬉しい。
アニマの器に何を語りかけられたのか知りたいなぁ。
その帰り道。リコのギアがツインテールみたいで可愛いなぁ、などと呑気にしていたら。
聞き慣れた声に呼び止められた。
こんな残酷な事があって良いのだろうか。
そこにはカレルレンの手によってギアと一つとなり異形の姿になったハマーが居た…。
ハマー、もう分かったから。
お前の気持ちは十分分かっているから。
だからもう止めて。お願いだからもう止めて…!!
どうしてハマーと戦わなくちゃいけないんだ。
どうしてこうなっちゃったんだ!
ハマー
戦闘中はずっと涙目。苦しい。お前本当にこんな姿になりたかったのかよ。
E・フェンリルも参加。E・フェンリルの構え中が恰好良くてシビレる。
ジェル攻撃を多く使用してくるのでジェル対策をしておく。
順調に攻撃を重ねて行くと、
ハマーが「何かとてつもなくヤバい予感がする……」と言い出す。
こちらもヤバい予感がひしひしとしていたので、
先生のハイパーモードを皮切りに猛攻撃を仕掛ける。
ところが間に合わずハマーの自爆を喰らい全滅。ハマー…やったな…。
じゃなくて、2度目の挑戦では
リコのハイパーモードを皮切りにシステムイドも発動、
全員が超必殺技で攻撃し何とか自爆を免れハマーを倒す事に成功。
普通のゲームだったらハマーが元に戻ってめでたしめでたし、となるんだろう。
でもそこはXenogears。
いや、ハマーを助けるにはもう死を与えるしか無かったんだ。そう自分に言い聞かす。
じゃなきゃやってられないよ…。ちくしょぅ。
助けたかったのに。今までで一番の号泣。
リコとの最後の別れをさせてあげられて良かった。
ハマーが知っていた事にも驚いたが、
リコ本人がジークムントが父であると知っていた事にビックリした。
んじゃリコはそうと分かっていて父親を殺そうとしていたのか…。
ハマーを想い泣き続けたエリィ。
フェイはもうエリィを戦わせる事は出来ないと思った。
ハマーを倒した事で『バイヤーのあかし』を入手。
ハマー、許してくれ。
ゆっくりお休み…。
フェイ LV76 |
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エリィ LV74 |
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シタン LV72 |
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バルト LV72 |
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リコ LV71 |
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ビリー LV72 |
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マリア LV71 |
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チュチュ LV70 |
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エメラダ LV71 |
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064:54:35 |